加齢臭にお酒は大敵!
そして喫煙もです。
お酒の飲み過ぎや喫煙は、体に悪いだけでなく、加齢臭にも悪影響を及ぼします。
加齢臭が、お酒やタバコで悪化する原因と無理なくできる対策を詳しくご紹介しています。
加齢臭に喫煙はNG!加齢臭のもと活性酸素が増えるんです
加齢臭の原因は、体のサビ(酸化)させる増え過ぎた活性酸素によって、過酸化脂質が増えてしまうことにあります。
大きく言うと、活性酸素の増え過ぎを抑えてあげるような生活をしていれば、加齢臭はそうひどくはなりません。
加齢臭だけでなく、活性酸素の増え過ぎは、老化の原因にもなりますので、わたしたち女性はなるべくなら避けて通りたいところですよね。
喫煙はこの活性酸素を増やしてしまうのです。
タバコの煙には、活性酸素を産生する物質が多く含まれていて、加齢を早めてしまったり、健康被害があることはそれはそれはもうよくご存知でいらっしゃると思います。
女性の場合、喫煙者と非喫煙者とでは、50代を過ぎた頃から肌の質が全然異なってくるそうで、以前、健康診断で医師に聞いたところによると、喫煙者か、非喫煙者か、医師が見るとすぐに分かるくらいに違いがあるそうです。
加齢臭も同様、喫煙者と非喫煙者との違いがあるのはもうなんとなく想像できますよね・・・。
女性が好むタバコはそこまで臭いのきついものではありませんが、加齢臭とヤニの臭いが混ざった時にはそれは酷い臭いになってしまいます。
まさに「おじさんのニオイ」「ジジイ臭いニオイ」です。
いつまでも綺麗な女性でいるためには、禁煙したいところですが、そんなこと、ここで力説する以前にあなたが一番よくわかっていますよね。
喫煙ほどの影響はないしても、ストレスも活性酸素を増やす元。
あなたの禁煙を思い立ち、成功することを画面の向こう側から願いつつ、喫煙をしながらも、少しだけでも加齢臭対策の一助になることをご提案させていただくとしたら、「ビタミンC」をたくさん取ることです。
喫煙するならビタミンCの抗酸化パワーで加齢臭対策
ビタミンCは「抗酸化ビタミン」とも言われ、増え過ぎた活性酸素を取り除いてくれ、老化を遅らせることが期待されています。
ビタミンCだけでなく「抗酸化ビタミン」と呼ばれるものをバランス良くうまく生活に取り入れてみてください。
主な抗酸化ビタミンは、「ビタミンC」、「ビタミンE」、「β-カロテン」「ビタミンB2」などです。
ビタミンCは水溶性のビタミンなので、摂り過ぎによる過剰症などの心配がありません。
過剰なビタミンCは尿などで排出されます。
ビタミンCは1日に1度といった頻度ではなく、2~3時間おきに摂取するのが好ましく、喫煙者の場合は少し量を多めに摂ることが推奨されています。
一つ、注意をしておきたいのが、βカロテンです。
喫煙者の肺がん予防のために、その抗酸化力を有効にサプリメントに活かせないかと、高濃度のβカロテンサプリメントを使った臨床試験を行ったところ、サプリ使用によって肺がん発症率の増加が認められたために試験が打ち切られという報告があります。
喫煙者とβカロテンの過剰摂取の相性が悪いことが伺えますので、取り急ぎは、マルチビタミン系のサプリはやめて、サプリで補給するのであれば、ビタミンCだけを摂るのが良いでしょう。
ビタミンCをサプリで摂るなら、噛むタイプのものがおすすめです。
口さみしくなったら、タバコ1本をこのサプリに置き換えして、少しずつ本数を減らすのもアリだと思いませんか?
わたしもラムネ菓子のように愛飲しています。
ビタミンCが豊富なのはブロッコリー。冷凍ブロッコリーを常備しよう
食品から摂るのなら、何よりも一番おすすめなのが「ブロッコリー」。
調理されていないブロッコリーの場合、100gあたり120mgのビタミンCが含まれていて、15歳以上の男女共に、100mgが1日の推奨量です。
ビタミンCは熱に弱く、水に溶けやすいので、調理した場合はおおよそ半減しますが、朝食、夕食と少しずつ食べるだけでも、たくさんのビタミンCを摂ることができます。
高級野菜とは言わないものの、量を食べようと思うとそれなりのお値段になってしまうブロッコリーですが、冷凍ブロッコリーがとても便利です。
冷凍ブロッコーリを常備しておいて、加齢臭対策に、美容だけでなく、食卓を彩ることもできますし、お弁当、サラダ、炒め物、いろんなお料理に使えるので便利ですよ。
加齢臭はお酒を飲むとキツくなる
飲酒も加齢臭を悪化させる原因の一つです。
お酒を飲むと加齢臭がきつくなるのは「活性酸素が増える」事が理由で、アルコールは、肝臓で分解されますが、そのとき使うエネルギーを産出したあとに活性酸素が発生します。
活性酸素には、細菌やウイルスを撃退する大切な役目がありますが、体内に多くあると健康な細胞を傷つけることになり、これが酸化(いわゆる体のサビ)を起こし、過酸化脂質を増やすことで加齢臭が発生してしまいます。
お酒に弱い人が深酒をすると、肝臓がよりエネルギーを使い、多くの活性酸素を生み出し、加齢臭も出てしまう仕組みです。
加齢臭の原因物質である「ノネナール」は、この活性酸素によって生み出された過酸化脂質が元となりますので、加齢臭をキツくしないためには、この活性酸素を増やさしすぎないことが大切だとされています。
お酒を飲む時に加齢臭に配慮したおつまみ
飲酒をする際は、おつまみを揚げ物などの脂質の多いものではなく、枝豆、納豆、ピーナッツなどの豆類やお豆腐、お肉を食べるなら豚肉がおすすめです。
これらの食品は、ビタミンB1を多く含み、ビタミンB1は肝臓機能をサポートする栄養でもあり、アルコールの代謝を助けてくれます。
意外ですが、ハムやベーコン、生ハムなどにもビタミンB1は多く含まれているんですよ。
豆類のおつまみが物足りなくても、ハムやベーコン、生ハムであれば、良いおつまみになるのではないでしょうか。
飲酒時だけでなく、長期的な加齢臭対策に良い食事などをご紹介した記事もありますのでよろしければご参考ください。
飲むなら赤ワインがおすすめ!
赤ワインには、ポリフェノールがたくさん含まれていて、このポリフェノールは抗酸化作用があることで有名ですよね。
加齢臭は、増え過ぎた活性酸素の酸化作用によって、過酸化脂質が増えることで加齢臭の原因物質がノネナールが発生することにあります。
活性酸素を増やさないためには、抗酸化物質で活性酸素を中和してやればいいということになります。
赤ワインには良質な抗酸化物質であるポリフェノールがたくさん含まれているわけですから、お酒を飲むのであれば赤ワインがおすすめです。
居酒屋で赤ワイン・・・とはなかなかなりませんが、私たち加齢臭に怯える年代であれば、おいしい赤ワインが置いてあるお店を利用することも多いかと思いますので、簡単に取り入れられそうですよね。
赤ワインを飲む女性は高貴で美しく、上品に見えるから不思議です。
これを機会に、おいしい赤ワインを探してみるのも良いかもしれません。
お家での晩酌も、できたら赤ワインを取り入れたいなと思い、美味しいワインってどんなのだろうって調べたところ、星付きソムリエがワインを選んで送ってくれるという面白いサービスがありました。
こういったサービスを利用すれば、ワインを選ぶ手間も、重い荷物を持つ必要もなく、低価格で良いワインをお家で飲むことができます。
なんと、はじめて使ってみる方はソムリエが選んだ2本のワイン1,800円で届きます。
(残念ながら月に50名限定ではありますが・・・)
興味のある方は見てみてください。
日本未入荷ワインが毎月2本届く!ミシュラン星付きセレクション
ちなみに、とある有名スポーツ選手がおっしゃっていたのですが、1日1杯の赤ワインを必ず飲むようにしているようです。
これは、お酒が好きなわけではなくて、赤ワインの抗酸化作用が息の長い選手生活に良い影響があるからだそうですよ。
飲みすぎるともっとひどい臭いに
また、飲み過ぎの場合はまた別の問題をはらんでいて、さらに加齢臭がひどいことになる可能性があります。
アルコールが肝臓で分解される際に、アセトアルデヒドという物質に変化するのですが、これは強い刺激臭を持つ物質で、二日酔いの原因にもなる物質です。
通常、体内で分解されてしまうのですが、飲み過ぎた場合や、代謝が悪い時などは、体に残ってしまいます。
分解されずに体内に残ってしまったアセトアルデヒドは、血液に乗って全身に運ばれ、汗や呼気として排出されます。
これが二日酔いの時の体臭や口臭と言われるものです。
この二日酔いの時の体臭が加齢臭と混ざると・・・それはもうとても嫌な臭いがします。
男性の場合、「まぁ、臭くて当たり前か・・・」となんとなく許容される雰囲気がありますが、女性が臭いのは、もの哀しさがあり、とても恥ずかしく気まずいですよね。
加齢臭と飲酒は何かと相性が良くないことをしっかりと認識しておく必要があります。
加齢臭だけでなく、あらゆる体臭は、喫煙・飲酒で悪化する場合がほとんどです。
アルコールに強い弱いといった個人差があるように、加齢臭への現れ方が大きい人もいれば小さい人もいます。
どれくらいのお酒だったら大丈夫そうか?どれくらいの喫煙だったら大丈夫そうか?というのは人によって違うので、一概には言えませんが、むやみやたらな飲酒・喫煙をして「加齢臭が良くなる」「加齢臭が臭わなくなる」ということはありません。
ワインであれば、嗜む程度ならむしろ進んで飲みたいところなので、お酒好きな場合は、ワインへの移行をおすすめします。